D.の記録

横浜の港街に生息するフリーのデザイナー。日々感じたコトを記録しています。

クリエイターEXPO 2019に出展しました 〜振り返って〜

前回はレポだけで終わってしまったので、今回の反省点や感想もろもろを書いてみました。
もう少しだけお付き合いください。
 次回参加される際の参考になれば嬉しいです♪( ´▽`)
 

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ビックサイトって要塞みたいでカッコイイ!
 
全体的な感想としては
「企業サイドのWEBデザイナー需要はめちゃくちゃあるのに、参加されていたWEB系のクリエイターさんの数が極端に少なかった。ので、壮大なミスマッチが発生していた」 
です。

 現地に行くまで知らなかったんですが、デザイナー枠で参加されているクリエイターさんの多数はグラフィック系。

それ自体は全然問題じゃないんですが(自分もグラフィックでも出してたし)多数の企業サイドが求めていたのがWEB系ができるクリエイター。
という訳で、WEBを掲示しているところに商談が集中するという現象が起き、まさに自分をはじめとするWEB系はブルーオーシャン状態になっておりました。

WEBデザイナーさん自体はいっぱいいるハズなのに?
なんでこんな事態になっているんだろう??

そして会期中にだんだん見えてきたのが
「WEB系クリエイターはオンライン上で仕事の受注を行うので、わざわざリアルイベントに出てきてまで商談するメリットを感じていないから」
という一つの現実でした。

でも企業の担当者さん達はどうやってクリエイターを探したらいいのか分からない。
だからこそ「クリエイターEXPO」というイベントならいっぱい参加しているだろう、と思って来てたみたけど、予想外に少なくてあれれ?となっていた、と。

これだけ世の中IT化が進んでいるハズなのに、未だにアナログ手法は存在していて、いやむしろアナログ手法の方がまだまだメジャーなのかも知れない。。。
そっかー、企業担当者さん達ってオンラインで探さないのか。と逆カルチャーショックを受けました。
 今回の参加を通じて新たなる事実を知ることが出来て、それだけでも十分収穫があったな〜と思った次第です。

「世のWEBデザイナーさーん!ここに需要ありますよー!!」

 

   

あって良かったもの

  • 名刺入れファイルと付箋
もらった名刺に特徴を書いた付箋を貼っておくと、後にお礼メールを送る際にどこの誰だったかを思い出せるのでとっても便利です。
  • 座布団
長時間座ることになるので、少しでも身体の負担を減らす為にあった方がいいです。
ちなみに私の場合は100圴で購入したのを使っていました。
  • 料金表
これが今回一番役に立ちました!
例えるならレストランにメニュー表がないようなものなので、あくまで目安であるという一言を添えて見せると話しが早いです。
実際、金額ってどれくらいですか?と聞かれた時にどうぞーって見せたら皆さん感心されていました(笑)
しっかりしているという印象を持ってもらう効果もあります。
中には低価格で発注しようとするところも少なからずあるので、足切りの意味でも使えますよ。
 

配布物はチラシ > 名刺

ビジュアル的にアピールできるチラシやパンフレットは、やはりお金と時間をかける必要があると感じました。初めての人に自分の作品をアピールするには、言葉よりもビジュアルの方が早く確実に伝わります。

名刺だけだとどうしてもコンタクトを取ろうとする時に思い出せなかったり、メルアドを直接入力するのが面倒になって後回しになってしまいがちですからね。

また、第一印象としてそのビジュアルイメージから商談に入るので、自分ができるコトや今後やってみたいジャンルを積極的にアピール出来ます。

最低でも400枚以上は必須です!!ホントに失敗した~っ

あとはポートフォリオファイルの完成度!

これも同様にしっかりと作り込んでおけば、商談の時に高評価を得られて話がまとまりやすくなります。

 

離席する際の対処法

貴名受けなる存在を知らずに参加したせいで、不在中に来ていた企業さまと商談出来ずに終わるという残念な結果多数。。。中にはわざわざ再訪してくださる方々もいらっしゃったんですが、ニアミスを避けるためには対策をしっかりする必要があると思いました。

とはいえ、前項で書いたチラシを置いておけば後日問い合わせが来ますので、机の上には貴名受けとチラシと名刺、あとはポートフォリオファイルを広げた状態で「ご自由にどうぞ」と立て札を置いておけばOKです。

 

徹底的なセルフブランディング

自分のジャンル(私の場合はデザイン)の中でも、特に何が得意な分野でどんなサービスだったら自信を持って引き受けることが出来るのか?
これを明確にアピール出来るかどうかで集客は格段に変わります。

雑な作り込み過ぎて残念なレイアウトになってしまった自前ブースですが、幸いなことにキャッチコピーが明確だったらしく、それを見て足を止めてくださる方が多くいらっしゃいました。まさかの災い転じて福となす(笑)

いろいろアピールされるより『これが出来ます!』というひとつのジャンルに絞ってあったので声をかけやすかった、と言っていただけました。

ただしその先のツメが甘かったので、もっと深掘りしていれば結果は違ったのかな?と思うと後悔倍増です。。。

 

反省点

なんてったって事前の現地リサーチは必須!!!
ブログでも参考にはなるけど『百聞は一見にしかず』諺の通り、やっぱり現場の雰囲気や商談の様子は現地に行かないと分かりません。
とはいえ次回はもう来年になってしまいますので、類似イベントとしてデザインフェスタあたりが参考になるかと思います。
 

次回参加に向けて

営業面から言えば必ずしも効率的ではないかな?というのが感想です。
早く確実に仕事を取りたいのなら、ダイレクトに営業をして会ってもらうのが一番早いし確実です。実際、クリエポ前後にアポを取っていたクライアントさまからはスグに仕事のオファーをいただきました。
 
それでも自分は来年も出展する予定です。
 
理由は2つ。1つめは将来の種まきとして。
直接仕事の話には繋がらなくても自分という存在をアピールできるのは、いつかどこで縁が繋がる為の布石だから。
実際に大活躍されている知人のカメラマンさんも同じことを言ってました。
必要な時に必要な縁は繋がるようになっているけど、そのためには縁を繋ぐための種まきをしなければ何も生まれない、と。
 
2つめは、出展をすることでセルフブランディングの施策に繋がるから。
フリーランスやってて一番の悩みといってもいいくらい、自分をどうやってアピールしたらいいか分からない。しかし出展するためにはいろいろ考える必要がある。
  • パンフレットに何を載せようか?
  • 自己紹介文はどうやって書いたらいいの?
  • 特に訴えたい実績はどれで、自分はどんな仕事を受注したいのか?etc・・・
さらに、実際の商談の場で第三者からの評価をダイレクトに聞けるので、これほど実践的かつ貴重な体験は出来ないからです。
 
その他にも出展者さん同士の繋がりが出来たり、なによりこれだけの同士でありライバルがいるという事実はモチベーションを上げるには充分過ぎる。
 
さっそく来年に向けて、まずはセルフブランディングの再構築から始めることにします。
 
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会期最終日の夜のビッグサイト
みなさまお疲れさまでしたー!!